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有効成分「過酢酸」分析

殺生物性製品における過酢酸の影響、使用分野...

有効成分「過酢酸」分析

過酢酸は、非常に低い濃度でも高い殺芽胞性、殺菌性、殺ウイルス性、殺真菌性を持つ殺生物性物質です。過酢酸には、細菌、ウイルス、真菌を約 5 分で不活化する能力があります。

過酢酸は、病院環境において、約 20 分間の接触時間で <1% の濃度で消毒を行います。接触時間12分、濃度2%の殺菌処理が可能です。

消毒および滅菌プロセスで重要なポイントは、金属に対する過酢酸の腐食効果です。腐食作用を除くため、0.2%程度に希釈してご使用いただけます。

過酢酸を使用できる製品タイプは、「殺生物性製品規則」の範囲内で、附属書 A の製品タイプとして定義された物質のリストで次のように指定されています。

- 製品タイプ 1: 人間の衛生
- 製品タイプ 2: 人や動物に直接適用することを意図していない消毒剤および殺藻剤
- 製品タイプ 3: 動物衛生
- 製品タイプ 4: 食品および飼料エリア
- 製品タイプ 5: 飲料水
- 製品タイプ 6: 保管中に製品を保護する
- 製品タイプ 11: 液体冷却剤および処理システム用プロテクター
- 製品タイプ 12: 殺虫剤

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